クローズドサークル(密室殺人)のミステリー小説を2冊おすすめさせてくれ
こんにちは、時代と寝る女あいめこです。
私はたくさんの趣味をもつ女なのですが、その中でも「読書」が特にたまらん好きです。
中でも「ミステリー」についてはもう・・好きで好きで。
小学校の頃からモーリスルブランのアルセーヌルパンシリーズの考察ノートを作っているような奴でねw
今回ミステリー好きとしての性癖みたいなのをくすぐりにくすぐられてしまった
「あぁぁっ!!!そそそそそそーんなトリック・背景・運び・たまらん!!無理!!!イっちゃうからああ!!!」
と爆イキしちゃった小説を2冊を紹介するね。
しかもミステリーの中でも「クローズドサークル」に限定するよ。
クローズドサークルっていうのは密室での事件のこと。
それと、本の紹介は初めてなのでマニアックなものではなくて有名どころの作品だよ。
知ってる人もいるかもな??
『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾
まずは超有名作家の東野圭吾様の「仮面山荘殺人事件」について語るぜ。
東野圭吾といえば「白夜行」とか「容疑者Xの献身」とかが有名な日本を代表するミステリー・サスペンス系作家さん。
もう東野圭吾作品って300を超えてるけど、この「仮面山荘殺人事件」は私が読んだ中でもナンバーワンにしゅきぴ。
じゃあなんで有名じゃないの?と言われたら、この作品の要である「叙述トリック」というものが発刊された1990年頃はまだ浸透してなかったからなのでは?と思ってる。
叙述トリックっていうのは、ストーリーにおける大事な要素を最後まで明かさない手法のこと。
叙述トリックといえば綾辻行人さんの「十角館の殺人」っていうミステリー小説が有名かな??
叙述トリックは大事な部分が最後まで明かされないことからいわゆる「どんでん返し」展開になりがちなんだけど、この仮面山荘殺人事件はそれに加えて、
の掛け合わせで、ミステリー好きの私を爆イキさせるというわけ・・。
東野圭吾の引き出しのおおさパネエから。
千と千尋の神隠しの釜じいの引き出しくらいやばいから。。
ちょっとあらすじだけ説明するンゴ。
『仮面山荘殺人事件』のあらすじ
主人公の高之は結婚式を間近に控えていた頃、最愛の婚約の朋美を事故で失ってしまう。
車に乗っていたのは朋美一人。
彼女が何よりも待ち望んでいた結婚式場の打ち合わせに向かう途中だった。
彼女と高之が出会ったきっかけもまた、かつて起こってしまった交通事故。
その時朋美は交通事故によって左足首から下を失ってしまうほどの大怪我で、それからは誰よりも運転に慎重になった経緯がある。
そんな彼女が起こした事故に、「殺人事件では?」と疑念が高まる。
彼女が常備薬として服用していた薬を誰かが睡眠薬に入れ替えたのでは?
物語がすすむのは朋美の死から3ヶ月後、彼女の父から「別荘に来ないか?」と高之が誘われたことがきっかけで9人の朋美と親交の深い者たちが集められたことから動き出す。
全員が朋美は誰かに殺されたのではないか と考える中、ここで突然ライフルを持った強盗二人が別荘に襲撃してしまう。
外部との連絡を断たれ、脱出を試みるもののことごとく失敗・・
身柄を拘束され常に強盗二人に監視される9人であったが、ついには朋美の従姉妹の雪絵が何者かに殺害されてしまう。
容疑者は11人。
別荘に来ていた高之含む9人と強盗2人。
しかし、強盗が殺害するのはありえなかった。
残された7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥る・・。
強盗に緊迫している密室の中、雪絵を殺害したのは誰?
物語の発端 朋美を殺害したのは誰?
仮面山荘殺人事件の見所
「仮面山荘殺人事件」は300ページくらいしかなくて読むのが早い人なら2〜3時間で読み終わっちゃうくらいの中編小説だから、わりかしサラッと読めるのがまずいいところ。
それにして、物語は広く広がって、トリックも精巧で美しい。
で、レビューとか見てると、特にミステリー小説好きな人なら犯人やらトリックやらを「あっ!」と気づく人も多いようで、そんな瞬間があるのもまたいいのよね。
多少この作品も非現実的なところはあるにしてもあまりにも意味不明すぎたり「それ許したら逆におもんなくね?!」みたいなのはない。
で、東野圭吾好きな人は知ってると思うんだが東野圭吾ってクローズドサークル作品あんまり書かないの。
それよりもっと大舞台なものやら過去から繋がっていくストーリー展開が多いよね。
そこでこの緊迫した1日を東野圭吾節でぎゅっ!!と詰め込んだらまた新しい発見があるのがこの作品。
初心者にもおすすめできるし、ミステリー好きにもセリフひとつひとつに意味が隠されているから深く考えながら読み進めることもできるよ。
とにかく読んで欲しい。
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『屍人荘の殺人』 今村昌弘
次は2018年に本屋大賞3位に選ばれた「屍人荘の殺人」!
この作品は、作者の今村さんのデビュー作。
これを見たとき私はもう胸がときめいたよ・・。
もう何より設定が超絶厨二病っぽくていいのよ。
・主人公はミステリー研究会みたいなのに所属している(部員は部長の明智と二人だけ)
・ミス研に突如警察への操作にも協力している剣崎という超絶美少女が加入
・他サークルと男女キャッキャで夏合宿に参加
厨二設定じゃ〜〜〜〜ん!!www
ただ、こんなアニメみたいな設定ながら展開は
クローズドサークル × パニックホラー
の組み合わせで、もう私は軽く中盤で2回はイったね。
クローズドサークルって場面が大きく変わらないこととか、派手さにかけるから少しジメッとしたものが多いんだが、この作品は「あるもの」のおかげでめちゃくちゃ派手な作風。
普通、遺体の損傷とか現場の状況から密室殺人がどうやって行われた・・?って推理していくのが王道コナンパターンなんだが、この作品の特徴は
・遺体損傷しすぎ
・調べる時間があまりないくらい常に死と隣り合わせ
であるから読んでる側も軽いパニック!!!!!!
あわわわわわってしてる間に合宿参加メンバーが次々死んでいく。
大学のサークルの飲み会の「はい!はい!はい!ww」みたいなコールくらいに展開が早い。
あとぶっちゃけると普通に怖い。
この作品は好き嫌いがあるんだけども派手なミステリー好きな人にはおすすめ。
「屍人荘の殺人」のあらすじ
神紅大学ミステリ愛好会の葉村と会長の明智は、謎の同じ大学に通う超凄腕探偵の剣崎比留子と、脅迫状らしきものが届いてしまった映画研究部の夏合宿に参加する。
男女が賑わう合宿での1日目夜、合宿参加メンバーで男女グループを作り肝試しに出かけるが誰も想像しえなかった事態に遭遇する。
死と隣り合わせの緊迫した状況の中、ペンションに立て込むことを余儀なくされた。
そして混乱の一夜が開けたころ「第一の殺人」が始まる。
惨殺殺人に部員はパニックに陥るが、それは連続殺人の幕開けにすぎない。
生き残りをかけ、葉村・明智・剣崎が謎の解き明かしに挑む。
屍人荘の殺人の見所
(引用 https://www.cinra.net/news/20181206-shijinsou)
この作品はね〜、あらすじをあんまり書けない・・。
何も見ずに見た方が面白いよまじで。
それと神木くんが主演で今年か来年に映画化するから話題性は抜群!
パニックホラーとだけあって、犯人がわかってもどっちみち死ぬかもしれない というのもまたハラハラドキドキで私は半日で汗かきながら読みました。
よくないミステリーというのは、伏線を貼りすぎたり、匂わせをたくさんして、ふわっと回収していくもの。
最近の流行りの多重推理ものにありがちだね。
この作品はすごく明快で同じくらいの大きさのパズルのピースが伏線として散りばめられていて、それが読み終わる頃にバチいいいいいいい!!!!ってハマるのがめちゃくちゃ爽快なの。
それと、わかりそうでわからない、読みながら謎を解き進められていけるのもこの本の魅力で、これって作者のテクニックが光るところなんだ。
コナンとかと同じフーダニット法で、とにかくわかりやすい。読んでて混乱させない。
ただ物語の要となる「あるもの」で、賛否は分かれると思う。
ただ、これって設定があくまでも後付けでいけるもので「最初から考えて物語が組まれてる感」があまりないので私はアリ派。
この本めちゃくちゃ面白いし、第2の殺人のトリックとかもうめちゃくちゃたまらんぜ??!
最近「どんでん返し!」とか流行ってるけどこれは結構最初の段階で私のいう「あるもの」がわかるし、とにかく謎を解くことに集中できる。
正統派の犯人当てがしたい人にぜひ読んでほしいなり。
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まとめ
読んだよという人がいたら感想教えてもらえるととても嬉しいのと、
おすすめ教えてくれても嬉しいし、拡散してもらっても嬉しいし、
とにかく本って最高だよなああああ!!!!!!!!!ピーーーーーーーーーーす!!1